前回の続き
基板が完成したんでケースに組み込んでいきましょう。
もうここからはサックサクですわ!!
フットスイッチとIN/OUTジャックをしっかりケースに締め込んだ状態でお読みくださいな!
まずはLEDの固定!
LEDを差し込んで、この状態でLEDとLEDの周辺をグルっと瞬間接着剤で固めます。これが意外と外れないんですよ。LED用のブラケットとか売ってるんですけど面倒なんでここ最近の自作は全部これ。
そんでもって配線なんですが、熱収縮チューブを使います。
熱収縮チューブは温めると収縮するチューブで、結線したときなんかに線材の周辺を覆えます。今回もLEDの足と配線材をはんだで繋ぎ、収縮チューブを通してはんだごてで少し触って収縮させてます。
↓真ン中の黒い線です。
収縮チューブにもいろんな色と太さがあるんで線材に合わせた何種類か用意しとくと使い勝手よくていいですよ~
次はフットスイッチの配線!
以前の記事で説明したトゥルーバイパスの配線図です。この中でスイッチの端子同士を繋いでいる配線が2箇所あります。こういうところは配線材ではなく余った部品の足を活用するのがおススメです。
こんな感じ。フットスイッチは端子に穴が空いてるものが多いんでそこを通すイメージでやりましょう。ここまで出来たら他の部品もササっと取り付けます。
全部配線しましょ!
はいこんな感じです。
配線のコツなんですが、基本的には壁に這うように付けていきます。空中配線なんかだと最短距離にできるんですがIN/OUTジャックの抜き差しや持ち運びなどで断線、接触なんか発生したりするのが怖いので。
これは電気関係でも基本ですので従った方がいいです。先人の知恵は大切にしましょう。
んでもって反省点があります。スイッチ周りが青だらけやないかい!!
すみません。もう少し分かり易い配色にした方がいいですよね。
次回から気をつけます。
さて、ここまで来たらノブまで付けちゃお!
ついでに裏蓋も閉めちゃえ~!
どうですか?もう完全にエフェクターでしょ?(笑)
んじゃ早速音出し!
鳴ったぜー!この瞬間の感動はたまらんのですわ!
何回作ってもうれしい瞬間です。
ここで一つ、最終の音出しは裏蓋まで閉めましょう。裏蓋をねじで閉めると中で接触してしまう場合があります。閉めた状態で音が出ない/音が変、なんて場合は開けて音出ししてみましょう。綺麗に鳴ればどこかが接触してます。よ~く観察して接触箇所を見つけてください。鳴らないなら配線が間違ってますんでもう一回イチから確認しましょ!
あと、今回の作成方法ではつまみが左からVOLUME、TONE、DRIVEとなります。
スイッチは左がHi-CUT、右がVOICEです。
本家Gorlden pearlとはTONEとDRIVEの位置が違いますんで注意してくださいな。
【ケース配線のよくある間違い】
- IN/OUTが逆
- DCジャックの配線が逆
- ケースやスイッチなどと基板の接触
なんかがあります。前回までで鳴ったなら原因はすぐ見つかるはずです。
根気強く探しましょう。以外と「えっ!こんな簡単なことを間違えてた!?」なんつーことがあります。灯台下暗し...
さて、肝心の音のレビュー
ふむふむなるほど。
確かにローゲインで気持ちの良い倍音が出てきますね。
HiCUTは超高音域の出力をカットするようです。
私は無しか2200pF側が好きですがこれは人によるでしょう。
さてVOICEスイッチはっと、
1N4148クリップ側ではおなじみTSのコンプ感が気持ちいい音がします。
黄色LED側は赤色よりも歪みにくくなってる感じ。若干のコンプ感も相まって良い!
クリッピング無しではコンプ感が少なくてナチュラルな歪み方かな。
どのポジションでも結構使えそうな音しますね!
ちなみに、このVOICEスイッチは1N4148側にすると極端に音が小さくなります。
でも故障ではないので心配しなくて大丈夫です。Landgraff DODにも搭載されてたやつですね。
そもそもクリッピングとは信号の一部をカットしているのでどうしてもクリッピング無しより音量が下がります。そのため最初の記事で載せている試奏動画でも1N4148側にした時だけVOLUMEつまみを上げていますんで回路設計的に仕方ないことです。
ラベル作成して貼りましょ!
ここで終わり?まだまだ!ここからさらにラベルも入れちゃいましょう!
私はラベルプリンター(テプラとかネームランドとか)で作っています。レタリングシートとかだとワードもフォントも決まってて個性が出ないんですよねぇ…
PCから印刷できるモデルならフォントも色々選べるんで「憧れのエフェクターに近いフォント」なんてのも探せます。
ネットには数多くのフリーフォントが転がってますんでお気に入りのフォントをさがしてみてはいかが?
さて、私の作成方法をご説明しましょう。
使うプリンターはCASIOのKL-460という機種。
カシオ ラベルライター ネームランド ハイスペックモデル KL-V460
これはPCから印刷できるので重宝してます。テープは24mm透明テープ黒文字を使います。この機種はExcelから直接印刷できるんですわ。便利な世の中やわ~
出来上がったものがこんな感じ。
今回は本家のフォントになんとなく近いもの?を採用しました。Excelに入ってる「Broadway」ってフォントです。
これを必要な大きさにハサミで切って貼り付ければ完成!
貼ったものがこちら!
どうです?ここまでやるとかなりエフェクターっぽくなるでしょ?(笑)
さすがに本家様の名前入れるのは...てことで少しモジっていれてます。
さてさてようやく完結!お疲れ様でした。
エフェクター自作てめちゃめちゃハードル高いなんて言われますけどやってることってそんなに難しくないんですよ。難易度高いプラモとかそんなレベルと思ってもらって問題ないです(笑)
根気さえあれば誰でも作れますし、自分で楽しむだけなら多少雑でも構いません。
これを読んで作ってみた方おられましたらぜひコメントなんかしてみてくださいな!
あと、玄人様、「ここ間違ってるで!」なんてことありましたらご教授ください...
さて、次は何をつくろうか...