前回の続き
さてさて今回購入してきた部品がこちら~
かなり少ない!これは楽勝や!
早速基板をサクッと作成!
はいこんな感じです。
で、作ってみて分かったんですが...
レイアウトを小さくし過ぎて電解コンデンサがめちゃめちゃキツキツになってました。
モノによっては入るはずですが、背が低くて横幅広いタイプの電解コンデンサとかだと100%浮いてしまいます。
このレイアウトで作る場合は注意してくださいな...
一応、そこらへんも少し考慮したレイアウトがこちらになります。
縦列が一行増えてますけど元が小さいんでまあ大丈夫かと。
早速音出し!
はい、今回も失敗してましたよ(笑)
繋いで音が出たまではよかったんですが...ゲインが上がらない...なぜ?
今回もやってしまいました。ポットが逆やないかい!ゲイン側に10Kのポットを取り付けていました。そら歪まんわ。
気を取り直して修正したのち、ギュァーン!!!やったぜ!
肝心の音はというと、結構ローが絞り気味な感じを受けますね。中域にしっかりと重心を置いたクランチサウンドが良い。ゲインを上げるとしっかりロックまでカバーできる歪み量があります。
OD-1の回路にトーンコントロールを追加したものがSD-1なんですが、トーン無くても使える歪みです。ちなみにOD-1とOD-3は全く違う回路なんで違う音がします。個人的にはOD-3も好きなんですけどね(笑)
ボリュームをフルにするとかなり音量が上がるのでブースターとしての使い方にも納得の1品です。
次は塗装の時間だ!
今回はやりまっせ。
とりあえず、ケースの加工をしちゃいましょう。
はいこんな感じです。
ポットの両脇に穴が空いてる理由は...間違えたからです。急いでやるとロクなことがありません。慎重にやりましょう。
んで塗装の大まかな流れなんですが
- プライマーを塗る
- 塗料を塗る
- トップコートを塗る
こんな感じです。じゃ早速やっていきましょう。
プライマーを塗る
プラモデルとか作ってる人にはおなじみなんですが、プラスチックや金属って基本的に塗料がのりにくいんです。なんでその下処理としてプライマーを塗り、塗料がのりやすく、はがれにくい状態にするんです。
プライマーにも種類があって金属用は「メタルプライマー」というものがあります。
私が使ってるのはこちら
まずはケースに紙やすり400~600番手で傷を付けます。表面積を多くしてプライマーがのりやすくするためです。エッジにもきっちりとやすりがけしましょう。それからネジ穴は新聞紙とか詰めて塗料が入らないようにしましょう。ネジ入らなくなります。
ケースの内側に乾燥させるときにケースを宙に浮かべるために足も付けましょう。両面テープなどで固定します。
私は今回お菓子の内箱を使ってます。土台としてしっかり立つならなんでもいいです。
それからプライマーを噴射するんですが、手元とケースの距離に注意してください。近すぎると1箇所に噴射され過ぎて垂れますんで20cm程度は離しましょう。それから換気は必ず行いましょうね~。メタルプライマーは基本的には1回塗りでOKですが、薄いかな?と思ったら2~3回重ねても大丈夫です。
塗れたら乾燥させます。私は30分くらいで上塗りしてます。
プライマーが乾燥したら600番手程度の紙やすりで薄く削ってください。こうすることで塗料の密着度が変わり、色が乗りやすくなるんですわ。
塗料を塗る
まずは塗料の選定から始めましょうか。
ここはプラモ系塗料が良いです。いつもTAMIYA製の塗料を使ってるんですが色ノリもよくて噴射量もちょうどいいんでおススメです。色も沢山揃ってますよ~
タミヤ スプレー No.14 TS-14 ブラック 85014
安いスプレー塗料だと何が悪いかって話になるんですけど、
私は過去にホームセンターの安いラッカースプレー(一缶300円くらいの)を使ったことがありますが、結構吹き付けに慣れが必要だったり垂れ易かったり噴射量が多かったりで失敗しまくりでした。
メーカーや用途によってそれぞれありますから色々試したらいいですけどモノによってはエフェクターに向いてないやつもありますんで注意してください。
今回はOD-1らしく黄色にしようと思います。
黄色なんかの明るい塗料は下地に白を塗ります。この方が発色がよいです。塗装関係では常識なんですよね。
塗料の吹き付けは2~3回に分けましょう。なぜかって?垂れるからです。過去に何度も垂らしてますからね。慎重にやりましょう。1回の塗りでは少し色がのるくらいでいいです。重ねて塗ればいい感じになりますので。
まずは白。
乾燥時間は30分程度を目安に噴射してます。2回くらいの吹き付けで大丈夫です。
次に黄色
ここも2回くらいで良い感じになります。ゴミとか付着した場合は乾燥した後に紙やすりの1000~2000番手くらいで軽く削るといいですよ~
あと、シール関係を貼りたい場合はここで貼っておきましょう。次にトップコートを吹き付けるので、貼った上から吹き付けることで剥がれないようになります。
私はいつものテープで自作して貼りつけしました。
今回は実験的に裏蓋の塗装を「メタルプライマー」「白塗料」抜きで吹き付けてみました。
白色塗料の有無で発色の違いがわかりますかね?白地を塗ったケース側の方が明るい色になってます。どちらが好きかは好みですけどね。
メタルプライマー無しの裏蓋はエッジ部分の塗料があまりのっていません。うっすらアルミケースが透けてますね。これを塗料だけでカバーしようと思ったら大変なんすよ。
こうならないために下地処理はしっかり行いましょね。
トップコートを塗る
塗料保護のためにトップコートを吹き付けます。
使ってるのはこれ
ホルツ 上塗り塗料 クリアペイント A-4 300ml Holts MH11604
これを2~4回くらいで吹き付けます。吹き付け回数によって艶感が違ってくるのでお好みで。だいたい2~3回くらいで良い感じの艶が出てきます。
乾燥時間はしっかりとりましょう。私は常温1時間くらいとってます。
乾燥時間が短いと表面は乾燥していても、中のシンナーが蒸発しないので塗装が柔らかくなってしまい、触ると指紋などの跡が残ってしまいますよ~。
4回吹き終えた状態です。かなりツヤツヤなってます。
シールのところはもっときれいにできないかな、もっと勉強しよう...
トップコートを吹き終えたらしっかりと時間を掛けて乾燥させましょう。塗料によって乾燥させる目安時間は変わりますけど、私の場合、最終乾燥では季節などにより異なりますが1~3日くらい乾燥させるようにしてます。厚く塗った場合などでは十分に乾燥しきらず、組み込みの時に指紋が付いたりする場合がありますんで注意が必要です。ここは慎重に。
塗装しただけだとどうしても表面が凸凹になります。自作なんでこのくらいでOKかなと思いますけど。
ここからさらに綺麗にしたい場合は水研ぎ→バフ掛けなんてのやるとツルツルピカピカになります。時間はかかるし面倒だけどね(笑)
今回はやりません。またの機会に紹介できれば~
2021/03/13追記
塗装方法について色々調べてやり方を変えてみたら結構安定して塗装できるようになったんでこちらの記事でまとめました。
よろしければ参考にしてみてください。
さてさて組み込みましょ!
塗装したケースにはいくつか注意点があります。まずはジャック部分、ここはアースの関係があるので塗料がのっている場合は紙やすりで少し削っておきましょう。塗装前にマスキングしておくのも手です。
あとは各穴、ここの側面に付着した塗料で部品が入らない場合は優しく削りましょう。ここで塗装が剥がれたりしたら悲しいので慎重に。
内部もササっと配線しちゃって完成。フットスイッチ周辺の配線はこちら~
はい、いつものトゥルーバイパス配線です。
斜め掛けの青色ラインと灰色のラインは部品で余った足で繋げてます。これ楽でいいんですよ~
配線した状態がこちら
なるべくシンプルに配線するように心がけてます。それとなるべく壁に這うように配線するのも重要です。部品が緩んで回転した場合、引きちぎれてしまう可能性がありますんで、でも弛ませるとごちゃごちゃします。いい感じに配線するには練習あるのみって思います...
裏蓋しめてノブ付けたらハイ完成!
この瞬間が一番テンション上がりますね(笑)
デカいノブはロマンを感じます。
音に関しては仮組で出した時とだいたい同じ感じでした。大きな音で出したらまたかわるんでしょうけどね。個人的にはボリュームをグワッと上げた時が好きです。ノブが2時から3時くらいまで。音域がぐんっと広がるような感じが良いですね。うーん、名機と言われる理由が何となくわかった気がします。これを最初に出したBOSSはやっぱりスゲー!ってことがわかりました(笑)
これにてOD-1製作・塗装は完結です。
さて、次はなにを作ろうか。