音響効果な日々

エフェクター解析・製作するで!

【製作】1981 INVENTIONS DRVを自作しよう

前回の続き

t-tone-works.hatenablog.com

 

まずは部品調達!
部品を購入する際は一覧表を作って購入することをお勧めします。

買い物から帰ってウキウキで作成してたのに

「1本だけ抵抗が足りない...」

と絶望したことが何度もあるので

というかほぼ毎回...

予備の部品とかも併せて買っとくとナオヨシ。

 

なわけで今回の部品一覧表がこちら!

 

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私が普段行ってる部品屋さんはTL1054が置いてないんでTC1044CSPAで代用。

互換するので問題ないですがレイアウトに一部変更が必要なんですよ~

あ、でも1N5817(ショットキーバリアダイオード)はあんまり売ってるとこない...

そこで、この界隈では有名なgarrettaudioさんで購入。

始めからここで良かったやんけ!!てなりますが、

私は部品屋さんが好きなんですよ。

ICソケットは必ず買いましょう。

全部付けてよっしゃ!鳴らすで!→鳴らない...

なんつーことがありますんで。はんだ外すの面倒だし。

 

さてと部品が集まったところで作成開始!

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結構複雑なパターンですわな。

エフェクター自作でよくある基板作成方法は大まかに2種類、

①ユニバーサル基板でPtoP

②生基板からパターンを作成

なんのこっちゃ?

 

ユニバーサル基板はあらかじめ穴の開いた基板、PtoPは部品の足同士を直接はんだ付けする方法。簡単なレイアウトなら絶対にこっちが楽。

生基板(他にも多数)からエッチングして基板を作成。↑の画像右下みたいな基板が作りたいならこっちなんですが、いろいろと準備するものが多くなる...慣れれば早い!

 

ま、好きな方でやってくださいな。

今回は②の方法で作成!

 

【このレイアウトの注意点】

TL1054をTC1044に代替する場合はパターンの一部変更とジャンパーが必要になります。こんな感じ。赤い線がジャンパーですわ。

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と、ここで失敗、写真を撮り忘れた...

8割完成したあとに気づきまして時すでに遅し。

 

基板はこんな感じです。

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フットスイッチが違うのはたまたま余ってたからっす。

すんません。

DPDTフットスイッチの配線はこんな感じ。

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んで閉めてノブ付けて完成!

 

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さっそく音を鳴らしてみましょ!

 

あれ...鳴らない?

 

こんなことは日常茶飯事ですわ。

エフェクター自作はここからが本番...

地獄の原因探しが始まる...

原因探しは色々やり方あるんですが、

①基板パターン、これの間違いなんでよくあることです。

②部品。値や部品があってるかなんかを確認。

③ICの向き。

④その他もろもろ...

もっと詳しい人なら別のやり方あるんでしょうけど私はこんな感じです。

 

さてと自分の基板を覗いてみると、IC載せてねーや(笑)

IC載せると鳴る!よかったー。

 

 

さーて感想は...

「RATを使いやすくした感じ」

「上品なRAT」

まさしくこれですわ。

バッファーが入ったことでスルー時も艶っぽくなってて良い!

エフェクト時は昇圧したことによって音の広がりがあり

RATっぽい部分も残っているのでめちゃめちゃ使いやすくなっとるがな。

一番良いのがローゲインのとき、RATでは全く使えなかった部分が

倍音とともに気持ち良い音出してくれる!

音のサンプルはいずれ載せようかな。

 

 

1981 INVENTIONS DRVははぜひ一度試して頂きたい逸品でした。

人によって合う合わないはありそうだけど。

 

さて次回は何をつくろうか。