どもども、新型コロナウイルスの影響で引きこもり真っ最中。
こうなったらエフェクター作るしかない!てなわけで今回は...
Friedman GOLDEN-PEARLを自作!
このエフェクターの試奏動画見てたらすぐ作ってみたくなってしまいましたよ(笑)
基本はオーバードライブなんですけど音全体を前面にグッと押し出す感じが最高なんですよねぇ...てなわけで動画をどうぞ
トランスペアレント系ODってなことが言われてますけどそもそもトランスペアレント系てなんぞや?てなりますわな。
「Transparent = 透明な、透過的な、透き通った」
という意味でざっくり言ってしまえば、
- 原音重視
- 味付け少なめ
- ローゲイン
てな感です。TimmyとかJan rayなんかはこのジャンルに属していると言っていいでしょう。
これを踏むだけで音に艶が出る!みたいなやつですわ。
それでは早速回路図を見ていきましょ!
結構部品点数少ないですね。
全体的にはTS系でよく見る回路図です。
このエフェクターは高域カットとVOICEのつまみが付いていて、VOICEはクリッピングを選択できるようになってます。
Landgraff DODとかと一緒なんですが、LEDは黄色3mmが指定されていますんで注意してください。
LEDの種類によっても歪み方が変化します。よくある回路図だと赤色が指定されてるんですが、これは赤色が歪みやすいからなんですよね。
ダイオードでも同じです。
このエフェクターは1N4148を指定されてますけど1N34aとか1N60、1N4001なんかを付けると歪み方が変わって面白いです。ソケットを入れといて差し替えて遊んでみてはどうでしょ?
あ、電源部の1N4001(整流ダイオード)は極性保護用で変えても音はほとんど変わらないので意味ないです。ここでは1N4001を指定してますけど極性保護用なら下一桁変わっても問題ないですよ。※1N4002、1N4007などなど...
一応言っておくと、海外の回路図なんかだとコンデンサ値の表記が若干違う場合があります。日本では単位に「uF」「pF」を使うことがほとんどですが、海外の回路図ではほとんどで「nF」が使われるので注意しましょう。
単位はこんな感じで使い分けます。
100pF | = | 0.1nF | = | 0.0001μF |
1000pF | = | 1nF | = | 0.001μF |
10000pF | = | 10nF | = | 0.01μF |
100000pF | = | 100nF | = | 0.1μF |
1000000pF | = | 1000nF | = | 1μF |
単位間違えて買い物終わった後に気づくなんてことよくありますから注意してくださいな。このエフェクターの部品を買いに行ったときも間違えたよ...
てなわけで今回の部品一覧がこちら!
そんなに調達が難しい部品は無いし部品数少ないから大丈夫そうですね。
LM833はデュアルオペアンプでして、ほかのデュアルオペアンプでも差し替え可能です。NJM4558とかTL072とかその他たくさん。色々買ってきて好みにあうもの付ければOK!
今回も電源部にだけ金属皮膜抵抗を使用してあとは全部カーボン抵抗。
フィルムコンデンサはいつもの積層フィルムコンデンサ(安いから)、電解コンデンサはNichiconのFWシリーズ、セラミックコンデンサは一番安いやつを購入。
私はハイグレード部品にはあまりこだわりません。ビンテージ部品なんかも同じ。ビンテージオペアンプなんかだと「これしか出ない音がある!」とかって話よく聞きますけどね。コピーのエフェクター自作でそこまでこだわりたいんなら素直にビンテージエフェクター買った方がいいと私は思ってしまうタチでしてね...
ケースはいつも通りHAMMOND 1590Bを使います。
以前に知り合いのギタリストに聞いたところ、「エフェクトボードを組む時にMXRと同じサイズだと取り回ししやすくて何かと便利なんよねぇ~」て言われたので使ってます。
まぁ私の場合なのでケースは好みのもので大丈夫ですよ~。
ただし、電気が通らない材質のケースは注意が必要です。
木材とかプラスチックとかだと導通しないのでアース関係をしっかりと取ることが必要になります。アルミケースだと導通するし加工しやすいし強度あるし最高なんですよ(笑)
さてお次はレイアウト!
PDFはこちらからダウンロード可能
https://drive.google.com/file/d/1H3HUoBTGBz8pXTsfmfd7Esm6yQoocfMj/view?usp=sharing
こんな感じです。
部品が少ないんで今回はユニバーサル基板で作ろうかな。
ちなみにこのレイアウトはもっと小さくまとめられるんですが訳あってこんなにスカスカなレイアウトにしてます。基板を作成してケースに組み込む際の組み込み易さを重視してるんですよ~。
ケース空けたら配線ぐちゃぐちゃとか結構見た目がよくないんでこういう感じだと楽ですね。まあ論より証拠ってことでケースをくみ上げた段階でまた説明しましょかね。
あと表示用LEDの抵抗も基板に入れました。なんで配線には注意してください。
個人的には電子部品はすべて基板の上に乗っているのが理想だと思ってます。
分かりやすいですしショートの心配も少なくなりますしね。
さてと、一通りそろったので次回は製作編!
ではまた次回~