音響効果な日々

エフェクター解析・製作するで!

【製作】Catalinbread WIIOであのバンドのギター弾きたい

前回の続き

t-tone-works.hatenablog.com

前回の基板レイアウト、部品一覧を元に製作していきます。

それじゃさっそく行ってみましょう!

 

 

まずは基板作成!

今回もエッチング基板を作成して作ります。

エッチング基板の作り方は過去の記事を見てくださいな。

t-tone-works.hatenablog.com

こんな感じでマガジンペーパーにレーザープリンターで濃く印刷したやつをアイロン又はラミネーターで押し付けた後、水で流すとトナーが基板側に移るんですわ。

右上に移ってる部分は意味ないんで気にしないでください。

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あとはエッチング液に浸けてしばし休憩~

出来上がったら~

レイアウト通りに部品乗っけて~

はんだ付けして~

 

ハイ完成!

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この作業が一番楽しいよね~。

あ、抵抗の色バラバラなのは買い間違えたから仕方なく手持ちで余ってた部品で間に合わせたからですわ。

 

あと、基板製作して思ったんですが、ツェナーダイオード1N4739がめちゃきつかったんですわ。1N4148とかよりも一回り大きいんですけどいつも通りの大きさで配置してしまったのが原因です。1N5239ならぴったり収まると思われます。

このレイアウトで1N4739使う場合はちょっと立てて入れないと入らないかもなんで注意してください。

 

あとは配線材入れて音出し!

音出た~!けどなんか変。なんか高域がこもったような音になっとる。

さて原因探しますか、ってめちゃ分かり易いところにあったよ...

電解コンデンサ逆向いとるやんけ!

さっさともとに戻して~

 

一先ず音が鳴って各つまみが動作することを確認~

え...?TLEBLEとBASSの可変域狭すぎんか...?

一瞬壊れたんかと思ってめちゃめちゃ焦ってyoutubeの試奏動画とか何本も見たけど、可変域は結構狭いみたい。

アンプに近づけてるだけあって可変域もアンプみたいに作ってるらしいですわ。

 

まま、感想はのちほど~

 

 

塗装しましょ

今回の塗装は黒を吹き付けてから黒地に白文字のテープを貼りつけしてクリアを吹き付けます。ちなみに黒の塗料は1回でも結構良い感じに仕上がるんで楽ですわ~

今回はトップを2回ほど重ね塗りします。

使ってるトップはこれ

ほんとはウレタン系塗料がいいんですけどね。

 こんなやつ。

でもこれ、じつは12時間で使い切らないといけないんですよ...

塗料が固まってしまうんですわ。しかも値段高いし。

小さいエフェクター個体に 1本使うのはもったいないんで。

 

 

組み込み!

いつもの通りトゥルーバイパス配線です。

今回はいつもと違う配線方法を紹介しましょう。

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前回とLED-とGNDの配線位置が違う配線方法です。この方法だとはんだ付けする箇所が1箇所減るので少し楽かな?

トゥルーバイパス配線はスイッチの組み合わせなので配線方法がいくつか存在します。どれでも同じですんで一番やりやすいヤツ選んでくださいな。

あとは取り回しとか気にしながら配線するだけ。

んで配線したものがこちら~

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 あとはノブ付けて閉めて完成!

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では試奏してみましょう。

歪み方は結構良い!

ジャリっとした歪みの中で出る倍音の加減が好きですわ~

GAINは3時以降でグワッと上がる感じでそれまでは緩やか。12時位置はクランチ~オーバードライブくらい。好みは分かれるでしょうけど11時くらいが一番気持ちいいクランチ出ますよ。

GAIN最大でオーバードライブ~ディストーションくらいなんですがゲインブースターとかで足してやれば結構幅広く使えそう。

願わくばTLEBLEとBASSがもうちょい可変域あればなーと思います。でもこの調整も面白い。ホント味付けの高域と低域だけしか変えないのでどのポジションでも良い音でますよ。

 

 

今回も作って満足なエフェクターが出来ました。

さて次回は何つくろうかな。

ではでは~