前回のつづき
前回は回路を追って色々見てきましたので、今回は早速製作に取り掛かりましょう。
サクサク行きますよ~
まずはレイアウト!
※2021年9月にAion Electronicsの回路図が更新されていました。本ブログの記事についても併せて更新しました。上記レイアウトの赤字で表記された抵抗器が変更箇所です。コメントにてお教え頂きありがとうございました。(2021/12/6)
PDFはこちらからダウンロード可能
https://drive.google.com/file/d/1IEnNGs0dPGQ9OrKtCjZU9aMDAwTdmzyk/view?usp=sharing
でかい...
今回はCORNISHさんになぞらえて金属皮膜抵抗で作ろうと思います。
カーボン抵抗でもそんなに誤差は無いんですが、電源部にあれだけの拘りを持ってますからね。なるべく誤差を少なくするために金属皮膜抵抗を使います。
んで、OUTPUTジャックにも抵抗が引っ付いてますよね。
これはバッファーOUTがある関係で取り付けてあります。忘れないように!
元々の回路図ではLED抵抗は7.5KΩと書いてあるんですが、いつも通り4.7KΩにしてます。まぁこの辺はお好みでやってくださいな。
今回はポットを基板に直接はんだ付けできるようにレイアウトできました。
ですが、その関係もあってレイアウトがかなりキツめです...
HAMMOND1590Bに収めるために頑張りましたが、各種コンデンサはかなりきついかと思われます。
あと!これをユニバーサル基板で作ろうなんて思わない方がいいです。
かなりパターンが複雑なんで間違えること必至です...
少なくとも、私は作りたくないです(笑)
さて次は部品~
※回路図更新に伴い、部品一覧を更新しました。(2021/12/6)
今回も多いねぇ...
でもね、CORNISHさんのエフェクターって実は希少な部品とか使ってないんですよね。ホントに回路だけで勝負してる感じがたまらなく好きですわ。
それでもCカーブ50Kとかはあまり売られてません。
これはGarretaudioさんならすぐ買えますよ~
BC549Cは海外ではメジャーなトランジスタですが、国内ではそうでもないようです。
大阪日本橋ならデジットで揃うんですよ~
代替するなら2N5088で大丈夫です。がしかし、足の配置が違うので間違えないように。BC549Cは正面(印字面)から見てC-B-Eですが、2N5088はE-B-Cです。
さて前置きが長くなりました。
それでは製作!
まずは基板を製作しましょう。
今回もトナー転写方式でやっていきますよ~
トナー転写方式のやり方は過去記事のこちらを参考にしてくださいな。
んでもって印字してエッチングして穴あけして出来あがり!
それじゃ部品乗っけましょ!
写真を撮り忘れてたんで組み込み終わってますが、お察しの通り部品キッツキツです。
まぁ、分かってましたけどね。
そもそも1590Bに収めることを前提にしてるのが間違いですよ。
あ、何本かカーボン抵抗が混ざってるのにお気づきになったと思いますが…
理由は売り切れだったからです。意図的なものではありません。
各ポットはこんな感じで配線してます。
よこから見るとこんな感じ
さぁ、サクサク進めるで~
ケース加工して、
シール貼って、
基板取り付けて、
配線して、
はい出来上がり~
と、ここで問題発生。
GAINが効かない...
3日間悩んだ結果、GAINポット周りではんだがブリッジしてました...
なんと初歩的なミス、情けない限りでしたよ...
外装は前回のCORNISH OC-1と同じくラベルシールで作りました。
作り方は過去記事見てくださいな。
さてと、お楽しみの時間
試奏するで!
う~ん、堪らん...
ムッチリした歪み方がとても気持ちいい...
とても大人な感じがします。
各種EQも可変幅広くてどんなジャンルにでも対応できそう。
歪みについてはもともとクランチって話だったとおり、そんなに激歪みはしませんが最大時で軽いオーバードライブ程度には歪みます。
なんかね、ほんとによく出来たペダルって感じがします。
CORNISHさんのエフェクターは結構面白いことやってるんで、他にもG-2とかP-2とかも作ってみたいなぁ...
んま、今回はこんな感じで完結です。
見てくださってありがとうございました~
次回は何作ろうか...
私の趣味でマニアックなエフェクターしか作ってないんですが、
なんかリクエストとかあればコメントして見て下さいな
とりあえずやってみますんで(笑)
ではでは~
Aionさんの回路図更新を元に作成した記事はこちら