前回のつづき
まずはレイアウトを見てもらおうと思うのですが、STORMの回路ってシンプルそうに見えて結構入り組んでるんですよ。
正直なところレイアウトを製作するのはは結構苦労しました...
作っては消し、作っては消しの繰り返しでかなり時間を費やしましたよ...
それでは早速いってみましょう。
レイアウト
PDFはこちらからダウンロード可能
https://drive.google.com/file/d/13IHgDRS_ldoxVRizu8kY0pO3UExcH_Ro/view?usp=sharing
キチキチですわ(笑)
回路図でOMITと表記された部分はとりあえず接続した状態になっています。必要であればコンデンサを除去すればOK。
リミッター回路に接続される2KΩ×2本は並列合成抵抗のため1KΩに変更しています。
まぁ電源回路がデカいのなんのってよ。
なかなか入りきらなかったんで途中で匙投げそうになりましたよ...
部品一覧
ここで手に入りにくいのはオプトカプラのNSL-32でしょう。
これはGarretaudioさんか、マルツさん(Digi-key)で手に入ります。
1個だと少し値が張りますが、大量に買っても使いきれないと思いますし。
もしくはいつものようにLED+CdSセルで自作する方法もあります。
好きな方を選んでくださいな。
それ以外は問題ないでしょう。
今回の部品を探しにいつものデジットへ足を運んだ時に面白いものを見つけました。
それがこれ
https://eleshop.jp/shop/g/gC8H312/
これはLEDとCdSセルを向かい合わせに封入したアナログフォトカプラです。
自作しようかと思ってたんですが、今回はこれを使用することにしました。
データシートではNSL-32とそこまで違いが無いので大丈夫かな?
製作
今回はPtoPで製作することはおススメしません。
パターンが結構入り組んでいるので間違えると大変なことになりますよ~
トナー転写を用いたプリント基板で製作した方が手間は少ないと思います。
基板の作り方は過去記事見て下され~
完成した基板はこんな感じです。
なかなか密ですね。
部品は小さいものを選定すれば干渉することは無いと思います。
ここで音出し確認を行いOK。
リミッターのフォトカプラが正常に機能しているかなんですが、LED側を覗くと小さく赤に点灯してましたんで正常に機能しているようですね。
代用品フォトカプラなので心配でしたが、まずは一安心です。
ケースは黒を選択。
ここら辺はいつも通り本家様を意識したヤツです。
塗装方法も過去記事見て下され~
それじゃさっさと組み込んで完成!
なかなか綺麗にできて満足です。
スイッチ周りはいつも通りのトゥルーバイパス配線にしてます。
基板が大きいので電池は諦めましょう(笑)
試奏
ほうほう、これはなかなか良い。
本家のSTORMを弾いたことはないですが、かなりいい音が出ます。
音に一枚艶が掛かったような、一回り太くなったかのような感覚です。
全体的にハリが出たのでギターの音埋もれずにしっかりと前に出ます。
アンプをクランチ程度に設定してブーストさせるともう最高ですわ。
LIMMITERの効き具合も絶妙で、入力とのバランスが素晴らしいですね。
演奏してみて、非常にレベルの高いエフェクターだと感じました。
BOOSTツマミは音量が結構上がります。
歪みはしませんが、クリーンブースターとしてエフェクターボードの最前に配置しても良い仕事をしてくれそうですよ。
今回代用したフォトカプラですが、LIMMITERの可変が急になってしまい、5以上はほとんど変化無いような感じになってしまいました。
回路と部品がマッチしていないのでしょう。
機能しますが、少しストレスに感じる人もいるかと思います。
ここは回路図通りNSL-32を取り付けることをオススメします。
これにて完結。
次は何しよかなー
とんでもなくアホなエフェクターとか作ろかな...
レイアウトの作り方をか書いても需要あるかな?
それじゃまたまた~